プルボックスは電線やケーブルを分岐させたり、敷設を容易にするために設置されます。
規格品も多く存在し、プルボックス内にしまう電線やケーブルの本数や
設置個所に応じて様々なプルボックスを選択して設置することになるかと思います。
一方で、設置個所や内容物、その他独自の特殊条件によっては
通常の既製品ではどうしても対応ができないというようなことも生じ得ます。
そこで気になるのは価格・品質・納期などです。
例えば緊急でプルボックスが必要になった場合に対応が可能なのか、
特殊な条件に対応した製品を製作することができるのかといったことです。
今回はその中でも特注製品と既製品の価格について取り上げさせていただきます。
既製品の価格は主に、サイズや材質、めっきなどによって価格が左右されます。
また、防水性能を高めたかぶせ蓋のような種類もありますが、
下図のように規格品ですので価格帯は予め決まっております。
一方で特注製品は価格については予め算定するということが難しく、
会社によって同じような製品でも価格が異なる場合が生じます。
特注品においては同じようにサイズや材質も当然考慮するのですが、
例えば形状や構造が特殊であったり、加工が難しい場合などがあります。
当社が手掛けた製品の中にはL字型であったり、
分割形状であったりといった製品があり、
こういった特別な形状・構造のプルボックスは材料から仕入れて加工する
といったような工程が必要になります。
また、この加工においても曲げ加工や溶接のような工程が難しい材質が存在し、
例えばスーパーダイマでいえば耐食性がよく曲げ加工性もよいのですが、
通常の炭素鋼溶接材料を用いて溶接する場合、
母材に比べ溶接部の耐食性が劣化する(専用の材料あり)といったような特性があります。
或いは、溶接亜鉛メッキは別名ドブ漬けといいますが、これはメッキ加工を施すとき、
亜鉛メッキのめっき槽に対象物を漬け込むことから名前が来ており、
このような工程を経る都合上サイズが大きい製品には不向きです。
このように特注製品においては仕様やご要望によりどういった製品となり、
そのためには何が必要かを策定し、そこから価格や納期を見積もるため、
予め価格を設定しておくことが困難と言わざるを得ないのです。
さらに、会社ごとによって得意とする加工や材料販路などが異なり、
そのために価格が異なることが起きます。
当社ではプルボックスに関する事例も豊富で多くの加工協力企業とも提携しており、
プルボックスの製作においては価格・品質・納期においてお客様に貢献いたします。
使用環境やその他ご要望をお教えいただければ、
豊富な経験から最適な材質・加工を選定し、図面からご提案させていただきます。
電設資材・金物製作.comでは、現場でのレイアウトの測量や手書きの図面はもちろんのこと、ゼロからの作図や強度計算などのエンジニアリングの対応も可能です。組立やメッキ・塗装までワンストップで対応いたします。
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