電気亜鉛メッキと溶融亜鉛メッキの違い

溶融亜鉛メッキとは、ドブ漬けメッキとも呼ばれ、メッキ層に対象物を漬けることで塗装する方法です。

一方、電気亜鉛メッキとは、亜鉛液に電気を通して電気分解し、原子レベルで対象物にメッキを積み重ねる方法です。

それぞれの特徴としては、

1.溶融亜鉛メッキ

外観:やや表面がざらざらしている

特徴:耐候性が高い、薄物では歪みが発生、膜厚が増加する

用途:屋外向け。プルボックス・架台など比較的大型の金物向け。

2.電気亜鉛メッキ

外観:やや表面がツルツルしている

特徴:耐候性は劣る、膜厚が薄く変形しにくい

用途:屋内向け。ビスなどの比較的小型の金物向け

よく混同される場合がありますが、溶融亜鉛メッキ(ドブ漬け)と電気亜鉛メッキは、外観・特徴・用途が大きく異なります。
例えば、ハンガーレールなどで、電気亜鉛メッキと表記があっても、ドブ漬けの商品ではありません。耐食性が必要な場合は、溶融亜鉛メッキ(あるいは、ZAM・SUS)にする必要がございますので、ご注意ください。

また、電気亜鉛メッキにも様々な種類があり、代表的な電気亜鉛メッキとは、ユニクロメッキ や クロームメッキが挙げられます。(近年、三価クロムメッキが増えてきております)

2-1.ユニクロメッキ

外観:表面はツルツルだがクロームメッキほどではない

特徴:耐候性が高い、薄物では歪みが発生、膜厚が増加する

用途:鉄に対して使用。屋外向け。プルボックス・架台など比較的大型の金物向け。

2-2.クロームメッキ

外観:表面がツルツル・キラキラで意匠性高い

特徴:(ニッケルメッキ・スズメッキと比較して)耐摩耗性が高い

用途:銅に対して使用、アースフックなど

このように、ユニクロメッキは鉄に対して使用、クロームメッキは銅に対して使用する点がポイントです。

その他、ユニクロメッキ、クロムメッキなど関連記事をご用意しておりますので、詳しくは以下関連記事をご覧ください。

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