プルボックス・チャンネルベース・アングル架台などの設計・製作
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電設資材・金物製作.comを運営する山内商事では、電気・通信・空調設備工事のお客様を中心に、
各現場の状況に合わせた特注架台やプルボックスの設計・製作を承っております。
皆様の中には「錆びにくいプルボックスを作成できないだろうか」「屋外で使用する頑丈な製品を作ってほしいが、費用をかけたくない」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで注目したいのがガルタイト・ZAM鋼板をはじめとした耐食性のあるメッキ鋼板を用いた製品になります。
この記事では、耐食性のあるメッキ鋼板の特徴、特にガルタイトやZAM鋼板に注目し特徴や加工事例を紹介します。
1.ガルタイトとは?
2.ZAM鋼板とは?
3.電設資材・金物製作.comが提供するZAMの加工事例
4.まとめ
ここからは、ガルタイトとはどのようなものなのかについてご紹介します。
ガルタイトとは、溶融亜鉛に5%のアルミニウムを加えた合金をメッキした鋼板のことを言います。
ガルファンとも呼ばれています。
主要なメッキ鋼板として、有名なのが
・亜鉛メッキ鋼板
・溶融亜鉛-5%アルミニウム合金メッキ鋼板
・ガルバリウム鋼板
・高耐食スーパーダイマー
・エコガル
・ZAM鋼板などがあります。
この中で、耐アルカリ性に優れているのが溶融亜鉛-5%アルミニウム合金メッキ鋼板であり、つまりガルタイトなのです。
以上がガルタイトについての紹介でした。
数あるメッキ鋼板の中で特に広く使われているのがZAM鋼板です。
これは溶融亜鉛メッキ鋼板の商品名で、亜鉛(Zn)を6%、アルミニウム(Al)を6%、マグネシウム(Mg)を3%メッキしています。
これら3つの元素の頭文字をとって、ZAMと呼ばれています。
ではZAMの魅力についてご紹介いたします。
ZAMの魅力は以下の3つです。
・耐食性が高い
・コストが低い
・プレス加工性に優れている
それでは、各特徴を詳しく解説していきたいと思います。
1つ目の魅力は耐食性が高いことです。
溶融亜鉛メッキ鋼板は時間が経つにつれ、まずは外側の酸化亜鉛が錆びてゆき、次第に鋼板まで錆び始めてしまいます。
しかし、ZAM鋼板はマグネシウムや亜鉛、アルミニウムの3つの金属でメッキされているた
め、非常に高い耐食性を示します。
実際、ZAM鋼板は溶融亜鉛メッキ鋼板に比べ10~20倍、溶融亜鉛-5%アルミニウム合金メッキ鋼板に比べ5~8倍耐食性に優れているというデータもあるほどです。
*コストが低い
2つ目の魅力は他のメッキ鋼板と比較しコストが低いことです。
しかし、高性能なZAM鋼板がなぜ低コストで生産可能なのでしょうか。
それは成形後のメッキ処理の工程が不要だからです。
一般的な鋼板の生産工程では、成形後にメッキ処理を行います。
しかし、ZAM鋼板はあらかじめ溶融亜鉛合金メッキ処理が施された材料を加工し、成形するため、この工程が必要ないのです。
1キログラムで約160円と、同程度の耐食性を示すステンレスに比べて、なんと半分以下のコストで生産できます。
3つ目の魅力はプレス加工性に優れていることです。
溶融亜鉛メッキと比較して、ZAM鋼板のメッキ層は硬いため、プレス加工性に優れています。
これによって、成形性だけでなく、生産効率も向上します。
当社のZAMの加工事例を3つ紹介します。
ZAM製の扉付き化粧カバーです。
通常の化粧カバーですと中の調整や点検を行う際に負担が大きい為、正面に扉を付けて作業負担の少ない設計に仕上げました。
また防水性能を持たせるため正面平落としプレートで設計し、正面開口部にゴムパッキンを取付け、扉が前方へ浮かないように蝶ビスで締め付けるようになっております…
ZAM製の止水プレートです。
既製品で同じ構造のプレートもありますが、ハト小屋の開口が想定より大きく、特注品で対応する必要がありました。
3方にコーキングスペースを設け、取付しやすい構造としております…
屋上の電灯から一部露出していたケーブルを保護するための目隠しカバーです。
屋外での使用のため、ドブ漬けでの製作をご提案されましたが、短納期・低コストのため、ZAMを用いて製作しました…
当社の架台の製作実績を3つご紹介しました。
これらの他にも当社には沢山のZAMを用いた製品の製作実績がございます。
その他の架台製作実績に関しましては下記リンクからご覧ください。
https://densetsu-kanamono.com/?s=ZAM
ガルタイトの概要とZAM鋼板の概要、魅力を紹介しました。
また、当社のZAM鋼板の製作事例も紹介しました。
当社は、お客様の満足のいくよう様々な強度・板厚のZAM鋼板を販売しております。
「自分たちの考えている強度のZAM鋼板は製作可能なのだろうか」
「ZAM鋼板がどれぐらいの値段になるかが知りたい」
といったことをお考えの方は、いつでもお問い合わせください。
製品製造に特化した協力メーカーを多数有しております。
どういった製品が最適なのかがご不明であっても設計から製品製作まで承っております。
公的施設に使用されるような国交省仕様の製品の設計製作のような実績もあり、
しっかりとした強度計算、および加工や塗装ができる体制が整っております。
ご興味を持っていただいた方は下記リンクからお問い合わせください。
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