特注ラック用自在金物

特注のケーブルラック用の左右自在金物及び上下自在金物です。ラックが溶融亜鉛メッキでしたので、この金物もドブで仕上げられれば良かったのですが、左右自在金物の丁番部分がドブ漬け加工に適さず、ＳＵＳ材で制作することにしました。
ドブ漬け、テンプラと呼ばれる溶融亜鉛メッキは、メッキ槽に漬けて表面処理を施します。そのため、丁番部分のような複雑な形状では十分にメッキ液で覆うことができないため、耐食性の高いSUS材で代用致しました。SUS材は耐食性、耐酸性、耐孔食性、隙間腐食への耐性といった錆や腐食に強いのが特徴で、不動態と呼ばれる酸化被膜がSUS材の表面を腐食から保護しているため、特に表面処理を施さずとも十分な耐食性スペックとなります。
表面仕上げは２B仕上げで、なめらかで、やや光沢のある仕上げとなっております。