プルボックス・チャンネルベース・アングル架台などの設計・製作
関西を中心に全国の電気工事・設備工事業者様のために、特注現場金物をスピード調達
こちらの記事をご覧になっている皆様
いつもありがとうございます。
電設資材・金物製作.comを運営する山内商事では、電気・通信・空調設備工事のお客様を中心に、
各現場の状況に合わせた特注架台の設計・製作を承っております。
当記事をご覧になっている方の中には
「新しい設備導入を安心して行えるようにしたい」
「既存設備の配置をよりよいものにしていきたい」
とお考えの方はいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、架台加工の工程と注意点、当社の製作実績についてご紹介します。
この記事を最後までご覧になっていただき、皆様の架台製作を依頼する業者選びの際の参考にしていただけますと幸いです。
目次
1.架台とは
2.架台加工を行う際の工程をご紹介
3.架台加工で対応可能な素材
4.架台加工を行う際の注意点をご紹介
5.当社の架台の製作実績
6.まとめ
架台の工程について説明する前に、そもそも架台とは何かについて説明したいと思います。
架台とは、空調機やキュービクル、分電盤、制御盤、サーバーなどの設備機器を設置するために用いられる台のことを指します。
設備機器を支えるため、設備架台と呼ばれることもあります。
架台は、単に設備機器を支えるだけのもの だから単純な加工品であると捉えられがちです。
しかし、屋外でも使用されるため、高強度で安全性に優れており、
さらに耐食性・耐候性を持つといった機能面においても非常に優れた製品 となっています。
さらに、地震などの災害時でも簡単に壊れないように設計する必要があるなど、
設備の用途によっては建物とほぼ同程度の設計が要求される場合もあります。
また、架台 と似た用語に「ラック」というものがあります。
ラックとは、英語で棚という意味を持ちます。
機器などを置く棚の役割を果たし、一般的に機器の外部との接触を防ぐため、筐体の形になっています。
そのため架台は、機器の入ったラックを支える土台とも言えるでしょう。
先ほどは架台とは何かついての説明をしました。
そして、ここからは架台加工を行う際の工程について見ていきます。
最初に、架台加工の工程を一覧化したいと思います。
*材料の手配
*切断
*バリ取り
*溶接
という工程が一般的です。
それでは、各工程で注意すべき点をそれぞれ確認していきたいと思います。
まず、架台の高さ、長さなどの要件に応じて適切な材料を調達していきます。
アルミニウム製、ステンレス製、スチール製といった、
どのような素材で架台を製作するかによって調達する材料は変わってきます。
各素材にはそれぞれ耐久性や耐水性といった特徴があり、屋内/屋外に設置する架台やどういった機械に対する
架台といった条件により選ぶべき素材も変わってくるので素材の調達の前に架台の条件を一度整理する必要があります。
レーザー切断機、タップ、カッターやソーなどの切断機を用いて、材料を高速・高精度に切ります。
この工程は、その後の工程に大きく影響し、最終的な製品の仕上がり・精度にも関わります。
特にアルミはバリや反りが発生しやすいため、高精度なカットが求められるでしょう。
素材の切断の際に加工部の淵に出来てしまう残留物のことをバリと呼びます。
このバリの発生そのものをゼロにすることは、材料や加工方法によっては困難です。
ゆえに、バリ取りによって除去していきます。
このバリが架台に残ってしまっていると、購入した方が使用する際に手を切ってしまう、
傷つけてしまうと言った怪我に繋がってしまう可能性があるため、確実にこの段階で除去する必要があります。
MAG溶接やTIG溶接といった一般的なシールドガスアーク溶接に加え、スポット溶接やレーザー溶接、
抵抗溶接などあらゆる加工法を駆使して材料を溶接します。
最近では機械で溶接する場合もありますが、人間の手で溶接する場合もあります。
その場合、溶接する人の技術により歪みの発生度合い等完成品の質も変化していきます。
完成させたい架台の質により発生が許される歪み度合いも変化していきますので注意が必要です。
ここからは架台加工で対応可能な素材についてご紹介していきます。
主な素材として以下のものがあります。
・アングル
・チャンネル
・H鋼
・管材
・フラットバー
以上が主な素材です。
ここからは、架台加工を行う際の注意点について見ていきます。
これらの注意点を意識することにより、完成品である架台の質を変化していきます。
架台を依頼する業者を選ぶ際にこれらの注意点をしっかり守れる業者であるかを確認することが重要です
架台をつくる際は、目的に合った十分な強度を確保できるようにしましょう。
架台にもさまざまな種類がありますが、
特に工作機械や太陽光パネルなど 特に重量がある機械を支えるため架台として使用される場合は高い強度が必要です。
その際は、追加フレームを4本から6本、9本というように数を増やすことで、架台の強度を上げられます。
架台をつくる際は、目的に合わせた板厚の板材を使用しましょう。
強度が要求されないような架台の場合はt6mm程度の板材が使用されます。
しかし、産業機械向けならt18mm、t22mm、t30mm、さらに鉄道業界向けならt100mmの板厚が使用されることもあるでしょう。
また、厚いほど加工が難しく曲げ割れも発生しやすいため、高い技術が必要なので注意しましょう。
ここまでで架台加工の際の注意点についてご紹介しました。
架台製作を依頼する際は、架台製作の目的を業者と確実に共有をし、
設計の段階で問題の無い強度・板厚であるかを十分に確認することが重要になります。
なぜ高い強度が必要かを一言添えていただけると分かりやすいです。
5.当社の架台の製作実績
ここまでは一般的な架台加工の注意点をお伝えいたしました。
、最後に当社の架台の製作実績をご紹介します。
お客様の要望に合わせた様々な強度・板厚の架台を作成いたしました。
こちらで製作実績の一例をご紹介致します。
点検足場(ファインフロアー)を設置するための、架台及び手すりを製作しました。
屋根を支持している既設の鋼材には穴を空けないように工夫する必要があったため、
プレートで屋根鋼材を挟み込んで挟み込んだプレートを金具で固定する構造のチャンネル架台を製作し、
架台の上に手すり・足場を固定する方法を取りました…
⇓詳しくはこちらをご覧ください。⇓
チャンネル 5t×40×75加工の バスダクトの支持・固定用の架台です。補強のリブプレートは6tです。
因みに、リブプレートとガセットプレートの違いですが、リブプレートは強度保持・補強用のプレートで、
ガセットプレートは、連結・組立用のプレートのことで、補強材としての機能も有します。
⇓詳しくはこちらをご覧ください。⇓
③PAS設置架台
通常の設置用架台はドブ漬けで製作しますが、SUSはドブ漬けより耐食性が高いため、
特に耐食性が求められる場合やメンテナンスが難しい場合などに使用されます。
今回の場合は外壁の高所に取り付けるため施工後の点検も難しいため、寿命の長いSUS製としております。
⇓詳しくはこちらをご覧ください。⇓
当社の製作実績をご紹介しました。
これらの他にも当社には沢山の架台の製作実績がございます。
その他の架台製作実績に関しましては下記リンクからご覧ください。
https://densetsu-kanamono.com/case/category/box-and-duct/
今回は、架台加工の工程と注意点、当社の製作実績についてご紹介しました。
当社は、お客様の満足のいくよう様々な強度・板厚の特注架台を製作しております。
「自分たちの考えている強度の架台は製作可能なのだろうか」
「特注架台がどれぐらいの値段になるかが知りたい」
といったことをお考えの方は、いつでもお問い合わせください。
製品製造に特化した協力メーカーを多数有している他、自社内でも内製が可能です。
さらに、お客様の施工現場を現地調査の上、施工箇所に最適な製品を設計・提案も行っておりますので、
どういった製品が最適なのかがご不明であっても設計から製品製作まで承っております。
公的施設に使用されるような国交省仕様の製品の設計製作のような実績もあり、
しっかりとした強度計算、および加工や塗装ができる体制が整っております。
ご興味を持っていただいた方は下記リンクからお問い合わせください。
当社は、電気・設備工事業者様向けの耐震架台の納品実績が多数ございます。耐震計算・強度計算を自社で対応可能ですので、設計から加工、表面処理まで丸投げいただけます。
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