プルボックス・チャンネルベース・アングル架台などの設計・製作
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電設資材・金物製作.comを運営する山内商事では、電気・通信・空調設備工事のお客様を中心に、
各現場の状況に合わせた特注架台の設計・製作を承っております。
「より強度のある架台を製作したい」「実際どのような加工・組立方法であれば強度のある架台が製作できるのかを知りたい」
このような悩みをお持ちの方はいらっしゃるでしょう。
この記事では、架台の組立の種類と注意点、当社の架台製作の実績についてご紹介します。
この記事を最後までご覧になっていただき、皆様の架台製作を依頼する業者選びの際の参考にしていただけますと幸いです。
目次
1.架台の組立の種類について
2.溶接のメリットとデメリットについて
3.架台を組み立てる際の注意点とは
4.当社の架台の製作実績
架台の加工技術・素材によって完成する架台の強度・板厚に差が生まれます。
こちらに関する詳しい説明は別の記事にて説明しております。
詳しくは以下のURLをご覧ください。
https://densetsu-kanamono.com/advice/1841/
また、架台の組み立て方によっても強度に差が生まれるということはご存じでしょうか。
ここでは、架台の組立の種類についてご紹介します。
架台の組立には、溶接とボルト止めの2種類があります。
溶接は、板金加工の工程の中で発生する作業のことを言います。
また、ボルト止めは、ボルトやナットなどの2つ以上の物を組み合わせた時に、
その位置がずれないように固定するもののことを言います。
今回は組立の種類の中でも、より使われている溶接に注目して解説していきます。
溶接による組立は以下の流れで行います。
・材料の確保
・切断加工
・曲げ加工
・溶接
・組立
・表面処理
・検査
溶接組立を行う中で、まず材料の確保が必要です。
その後、材料を切断し曲げ加工を行います。
そして、材料を溶接して組立を行います。
溶接組立が完了すると、仕上げの作業として表面処理をします。
そして、組立が全て完了すると、製品に問題がないかどうかの検査を行い、不備がなければ完成です。
ここまでで組立の種類と溶接の大まかな流れについて確認しました。
溶接と締結部品の2種類が架台の組立には存在するということをご紹介いたしました。
そこで、ここからは溶接のメリットとデメリットについてご紹介します。
溶接を行うメリットとしては、以下の5つがあります。
・簡単に接合したり、強度を高く接合したりできる
・やり方によっては、気密性、水密性を得ることができる
・接合するための余分な部品が増えず、コストダウンにつながる
・製品重量が増えず、組み立ての手間も削減できる
・接合できる形状の自由度が高い
溶接を行うデメリットとしては、以下の4つがあります。
・高温や高圧によって母材の変形や歪みが発生するため、寸法精度の維持が難しい
・溶接作業のミスによって破損や欠陥が生じる場合がある
・一度溶接で接合してしまうと、破壊しないと解体ができないことが多い
・材料によっては、溶接の影響で強度が下がったり特性が変化したりする場合がある
以上が溶接を行うメリットとデメリットでした。
架台づくりを依頼する際にどの組立方法を選ぶか、よく検討することが重要です。
ここまでで架台を溶接で組み立てるメリットとデメリットについてお伝えいたしました。
ここからは架台を組み立てる際の注意点についてご紹介します。
架台製作時の注意点は、架台の用途に応じて仕様を変える必要があることです。
屋上など風や雨にさらされる場所に設置する際は、溶融亜鉛めっき鋼材やステンレス鋼材を用いることが多いです。
高強度かつ高耐候性の架台構築が求められます。
溶融亜鉛めっき鋼材(SGCC)には高い防錆効果があります。鉄を主な素材とした架台ですと腐食し錆が発生する可能性がありますが、亜鉛メッキを施すことで、耐食性を上げることが可能です。
また、ステンレス鋼材には、表面に不動態被膜という、非常に薄い保護被膜を形成する働きがあります。
これらの膜が鉄を腐食から守る働きをし、長期間使える架台を形成することができます。
湾岸や沿岸地域など塩害の恐れがある場所に設置する際は、耐食性を高めるために高耐食性の溶融亜鉛めっき鋼板やアルミニウム材を選定するのが良いでしょう。
また、空調機器や変圧器など振動する電気機器を架台で支持固定する際は、空調機や変圧器本体から発生する振動を吸収抑制する機能を持つ「防振架台」と呼ばれる架台が適しているでしょう。
このように架台の用途に応じて使用を変えることが大切です。
また、強度・板厚についても注意点があるため、以下でご紹介します。
架台の中でも、鉄道や工作機械、太陽光パネルなどの重量物を支えるために用いられる架台は、強度が必要です。
精度が要求されるものなど全周溶接が不適な場合は立木の数を増やすことで強度を上げられます。
架台として機能を持たすためには、最低でも4本の立木が必要となります。
そこから、さらに強度を上げる場合には、立木の数を6本や9本など数を増やすというのが良いでしょう。
各立木にかかる圧力が分散され強度が上がります。
一般的に強度が要求されないような架台に関してはt6mmの板材が使われます。
しかし、産業用機械向けなどの架台にはt18mmやt22mm、t30mmなどの厚板が使われます。
また、鉄道業界向けのベース架台のように非常に重いものを支えるにはt100mmの板厚が用いられることもあります。
厚板の板金加工は一般的に難易度が高くなります。
ゆえに、高強度の架台製作には高い技術力が必要となるため、注意が必要です。
架台の組立の注意点についてご紹介しました。
ここまでは、架台の組立について紹介しました。
最後に当社の架台の製作実績についてご紹介します。
既設の配電盤の点検用に、屋外に設置するアングル架台にエキスパンドメタルを溶接した足場を製作しました。
仕様図および組立図、各部材の重量計算、強度計算など併せて計2日間で行いました。
⇓続きはこちらから!⇓
https://densetsu-kanamono.com/case/940/
非常用電源としての発電機の架台を製作させて頂きました。
現地実測の上、作図・製作・搬入までをを受注し、強度計算及び施工はお客様が担当されました。
防潮堤上部に設置する構造の架台でしたので、アンカー位置の取り合い・寸法出しが難しい加工品でした…
⇓続きはこちらからご覧ください⇓
https://densetsu-kanamono.com/case/1064/
キュービクルの点検用の足場で、キュービクルのH鋼架台(耐震架台)であり、かつ点検歩廊として製作いたしました。
設計段階で上に乗る機材の寸法・重さを考慮して、耐荷重の計算をしてH鋼の大きさを選定しました…
⇓続きはこちらからご覧ください⇓
https://densetsu-kanamono.com/case/325/
当社の架台の製作実績を3つご紹介しました。
これらの他にも当社には沢山の架台の製作実績がございます。
その他の架台製作実績に関しましては下記リンクからご覧ください。
https://densetsu-kanamono.com/case/category/box-and-duct/
5.まとめ
今回は、架台の組立の種類と注意点、当社の架台製作の実績についてご紹介しました。
架台の組立についての疑問点は解消されたでしょうか。
当社は、お客様の満足のいくよう様々な強度・板厚の特注架台を製作しております。
「自分たちの考えている強度の架台は製作可能なのだろうか」
「特注架台がどれぐらいの値段になるかが知りたい」
といったことをお考えの方は、いつでもお問い合わせください。
製品製造に特化した協力メーカーを多数有している他、自社内でも内製が可能です。
さらに、お客様の施工現場を現地調査の上、施工箇所に最適な製品を設計・提案も行っておりますので、
どういった製品が最適なのかがご不明であっても設計から製品製作まで承っております。
公的施設に使用されるような国交省仕様の製品の設計製作のような実績もあり、
しっかりとした強度計算、および加工や塗装ができる体制が整っております。
ご興味を持っていただいた方は下記リンクからお問い合わせください。
当社は、電気・設備工事業者様向けの耐震架台の納品実績が多数ございます。耐震計算・強度計算を自社で対応可能ですので、設計から加工、表面処理まで丸投げいただけます。
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