プルボックス・チャンネルベース・アングル架台などの設計・製作
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プルボックスまたはプールボックスとは、多数の電線管への電線・ケーブルの引き入れを容易にしたり、分岐させたりするために用いるボックスのことです。
なぜプルボックスを用いるかというと、電気設備に関する技術基準を定める省令の解釈を定めたの電気設備の技術基準の解釈の中の第158条【合成樹脂管工事】での第1項3号の規定により、電線管内で電線同士を接続することができないためです。電線管で覆われていない裸電線もまた、同令144条で使用禁止が定められているため電線の接続をすることができません。そこで電線・ケーブルの引き入れや分岐にこのプルボックスが使われるのです。
主にはステンレス製や樹脂製のプルボックスがよく使われます。基本的には電線管と同系統の材質が使われます。すなわち、金属製の電線管ならば金属製のプルボックス、樹脂製の電線管ならば樹脂製のプルボックスが用いられます。
金属製プルボックスは樹脂製プルボックスに比べて重く扱いにくいですが丈夫です。反対に樹脂製プルボックスは耐久性に劣りますが、軽く扱いやすいです。
ページ最上部にプルボックスの材質早見表を掲載しております。
ぜひご活用ください。
SUS304 表面処理なし:耐食性が高い
SUS304 ヘアライン加工:意匠性が高い
SUS316 :特に耐食性が要求される場合に使用(重工業地帯や海岸部、メンテに手間がかかる高所・難所)
鉄 表面処理なし:安価
鉄 高耐食性メッキ(ZAM、エコガル、スーパーダイマ、KOBEMAG):SUSより安く、溶融亜鉛メッキと同等の耐食性、かつ短納期を求める場合に使用
鉄 溶融亜鉛メッキ:SUSより安い屋外用に使用される
鉄 錆止め:短納期・低コストで防錆可能。
鉄 吹付塗装:短納期・低価格
鉄 メラミン焼付塗装:意匠性はよいが対候性に難あり
鉄 アクリル焼付塗装:意匠性がよく対候性がある代わりにコストが高くなる
鉄 粉体塗装:意匠性・対候性・コストが最も高い(コストはアクリル焼付塗装以上)
塩ビ:加工がしやすいが強度が落ちる
FRP:強度が高く、耐薬品性がある。硫酸・塩酸といった薬品を使用するプラントのようなSUSでも腐食の可能性が高い環境下でも使用可能
また、当サイトではプルボックスの特注対応を多数実施しております。
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プルボックスの事例はこちら
https://densetsu-kanamono.com/case/category/b1/